【雨遊び】梅雨明けまでの間


奄美地方が梅雨明けしましたね。

今日電車にいた男子高校生たちが、「雨の日に告白したら成功率あがるらしい」という話で盛り上がっていたので、可愛いなぁと思いながら聞き耳を立てていました。
関東甲信の梅雨明けは平年7月21日頃なので、男子高校生に残されたリミットはあと1〜2週間ですね・・。

昔の人は、和歌に雨という言葉を交えながら恋詩を詠んでいましたが、現代の男子高校生たちは想いをどのように表現するのでしょうか。
LINEでしょうか。

ちなみに私は、今日のような弱い雨を"どのような日本語で表現すれば良いのか"悩んでいたところでした。

以前の記事でも雨の名前は多岐にわたることを取り上げましたが、「弱い雨」だけでも様々な呼び方があります。

糸雨(しう)糸のような細かい雨
小糠雨(こぬかあめ)音を立てずに静かに降る、糠のような非常に細かい雨
涙雨(るいう)涙の如く、ほんの少しだけ降る雨
煙雨(えんう)煙るように降る雨
霧雨(きりさめ)霧のような雨。直径0.5mm未満
小雨(こさめ)数時間続いても雨量が1mmに達しないくらい
弱雨(じゃくう)1時間で3mm以下
漫ろ雨(そぞろあめ)いつまでもやまない小降りの雨
零雨(れいう)静かに降る雨
軽雨(けいう)ほんの少し降る雨
肘笠雨(ひじがさあめ)袖を笠としてしのげるほどの弱い雨

雨の名前(著:高橋順子氏)」という本を読んで以来、雨が降るたびに雨の呼び名を考えるようになりました。
雨に限らず、空や風などの気象にまつわる豊かな日本語には、先人たちの繊細な感覚や美意識が込められています。

忙しくて余裕がないと忘れがちですが、子どもの頃はよく雲の形や雨で遊んでいたものです。
あの雲は何に見えるかと想像したり、植物についた水滴で遊んだり、長靴で水たまりの中を歩いてみたり、カエルやカタツムリを探してみたり・・・。
小学生の頃、友人たちと雨遊びをしながら通った登下校の情景は、今でも鮮明に記憶に残っています。
雨は五感(視覚・嗅覚・聴覚)を刺激するので、雨の日の思い出は記憶に深く刻まれやすいのかもしれません。
(ちなみに私はカエル探しに夢中な小学生でした・・)


雨の日、大人は憂鬱になりがちで目線が下がりがちですが、子どもの目線は大人と違って好奇心旺盛にキョロキョロと動いています。

「濡れるからダメ」と言ってしまったり、親自身が雨で不機嫌になったりしていたら、雨に対するマイナスイメージが子どもに植え付けられてしまいます。
非日常でもある雨をつかった遊びを通して、子どもの遊び心を刺激してあげられると良いですね。
雨の日には五感や想像力、情緒を養う体験が沢山できます。

♪  ♪ 

**雨遊びの一例**

〜子どもと外遊び〜

色水遊び:ビニール袋に植物と雨水をいれて揉む。植物からできた色をつかって絵を描く
水彩画遊び:水性ペンで描いた絵を雨水に濡らしてグラデーションをつくる
シャボン玉:雨の中のシャボン玉は割れにくい
水風船:風船の中に雨水をためて膨らまし、水風船をつくる
水鉄砲:カッパを着て思いっきり水鉄砲をする
水たまり:深めの水たまりに草花を浮かべる。水の流れを追う
生き物探し:カエル、カタツムリ、アメンボ、ナメクジ
泥遊び:泥と肌の接触を楽しむ
写真:雨の日ならではの風景を探して撮ってもらう

〜子どもと室内遊び〜

雨量計:ペットボトルで手作りの雨量計を作ってベランダに設置
絵本:雨に関する絵本の読み聞かせ
:雨をテーマにした絵を描いてもらう

他にも色々ありますが、あとは遊びの天才である子どもに考えてもらいましょう。
(※風邪対策や事故にはお気をつけくださいね..)



♪  ♪ 

【追記】


以前、雨の日に聴きたくなる音楽について記事にした後・・
音楽好きの人達に「雨の日に聴きたくなる曲(もしくは雨にぴったりの曲)ってある?」と聞いてみました。
人それぞれ違って興味深かったので、LINEの返答内容を共有(そのまま引用)致します。

父:クラシック愛好家
『クラシック音楽ではブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌、ショパンのピアノ前奏曲集の中の「雨だれ」などがすぐに思い浮かぶね。ポピュラー音楽では、カーペンターズの「雨の日と月曜日は」。合唱曲では「水のいのち」より。』

母:音楽に全く興味なし(むしろ苦手)
(しばらく既読無視された後・・)雨の御堂筋

姉:作曲家
『雨の日は憂鬱になりやすいから、POPで元気な曲かね。須澤紀信とか、アニソンとか。ようこそジャパリパークへは元気になるね。』

弟:趣味ピアノ
『ドビュッシーの雨の庭は昔よく弾いていた。』

伯母:イタリア在住
『食事同様バランスよく(クラシック、ジャズ、ラテン等)疲れを癒してくれるもの。不快感を吹っ飛ばしてくれる、リラックスできるもの!』

友人R:職業ギタリスト
『木村カエラのチョコレートが好きですね!』

友人R:クラシック好きのチェロ弾き
『ブラームスの雨の歌ってのすき。バイオリンよりチェロがすき。ブログのネタ?』

友人D:クラシック好きのピアノ弾き
『「Here’s That Rainy Day←会社で隣に座ってるおばちゃんに勧められた笑。ダウナーな気分の雨の日だったら「ショパンのピアノ・ソナタ第2番葬送3楽章」。聴きたくなるっていうか、弾きたくなるやつ。』

友人Y:よく一緒にカラオケした幼馴染
山下達郎。どうしたの?』

友人I:いつも洋楽聞いてる同郷
『えーむずかしいーー、「Bruno MarsIt Will Rain」←やっぱりこれかな。失恋の歌だよ笑』

友人A:いつも家にBGM流れてる
『最近はまってるのがsirupっていう人の曲。雨の日は雨の音をBGMにして過ごすことが多いかな〜!雨が葉っぱに当たる音や、車と地面の雨を含んで当たる音雨の日の醍醐味〜♪』

♪  ♪ 

皆様は、雨の日にはどんな音楽を聴きたくなりますか?
梅雨の晴れ間の青空が待ち遠しい日が続いておりますが・・、雨の日にしかできないことも楽しめる心の余裕をもてたら良いなぁと感じる今日この頃です。




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