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4月, 2017の投稿を表示しています

出会いと別れ

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花 は 葉 に いつの間にか満開だった桜の花びらも散りはじめ、若葉が鮮やかに芽吹き始める季節となりました。 5〜7分 葉 桜 といったところでしょうか。 この季節になると毎年、「 散る桜 残る桜も 散る桜 」という良寛の句を思い出します。 この歌は「どの桜の花も皆必ず散る運命にあること」を意味しますが、桜の儚さと人の命を結びつけた多くの特攻隊員が、この句を遺書(太平洋戦争期)に綴ったことでも有名です。 「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句でもある、ラテン語の「 memento mori(メメント・モリ) 」にも通ずるものがあります。 春は別れの季節といいますが... 「 さようなら 」の語源は「 左様ならば 」であり、「そういうことならば」「そのようであるならば」を意味します。 「さようなら」とは、「そのようであるならば」と現実を受け入れたうえで、次にどうなるのかが定かではない曖昧模糊な名残を惜しむ別れ言葉であるように感じます。 比較文化論の視野から日本語・日本人論を分析した荒木博之氏の「やまとことばの人類学(朝日選書)」では、「さようなら」について次のように説明しています。 「 日本語の別れの言葉である「さらば」も、いままでの「こと」が終わって、自分はこれから新しい「こと」に立ち向かうのだという心のかまえを示す特別ないい方であるといっていいのである。 日本人が古代から現代に至るまで、その別れに際して常に一貫して、「さらば」をはじめとする、「そうであるならば」という意のいい方を使ってきたのは、日本人がいかに古い「こと」から新しい「こと」に移ってゆく場合に、必ず一旦立ち止まり、古い「こと」と訣別しながら、新しい「こと」に立ち向かう強い傾向を保持してきたかの証拠である。 」 春は別れの春でもあり、出会いの春でもあります。 桜の花は散ってしまいますが・・ 同時に生命力溢れる若葉が萌え始めるのが、春です。 故に 5分 葉 桜 はまさに、別れと出会いが表裏一体であることを表しているかのようにみえます。 職業柄でしょうか。 「別れと出会い」という単語を聞くと、「子育て(子の成長)」を連想します。 子育ては、小さな別れ(卒業)の連続でもあるからです。 子供は日々成長すると共に、できなかっ

断乳の方法!トラブルのない断乳ケア"3つのステップ"

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当院では卒乳・断乳ケアのご依頼・ご相談を数多くお受けしています。 母乳を離れていくことを「断乳」「卒乳」といいますが、いつかは必ず母乳を卒業する日がきます。 インターネット上で「卒乳」「断乳」と検索すると、様々な断乳方法がヒットしますが、なかには間違った情報(古い情報)も混ざっているため、困惑している人も多いのではないでしょうか。 まず、「断乳」と「卒乳」では言葉の定義と方法が異なります。 自然に母乳を飲まなくなっていくことを「卒乳」といい、諸事情で母乳をやめていくことを「断乳」といいます。(※詳細は→ こちら ) そして自己判断での急な「断乳」は、乳房トラブルを引き起こす要因になる可能性もあります。 以前、自己流の判断や方法で断乳を行った結果、乳腺炎が悪化して手術(胸の切開)を受けたという方もいらっしゃいました。 では母子ともに負担の少ない方法で断乳ケアを行うためには、どのような方法で進めていったら良いのでしょうか。 本日は、安全でトラブルの少ない断乳の方法や注意点について、簡単にお伝え致します。 諸事情で急に断乳をする必要になった人は、是非ご参考にしてください。 (以下、断乳の方法です。あくまでも下記の方法は一例なので、断乳の方法や期間には個人差があります。卒乳に関しては HP をご覧ください。)

産後によくある育児相談内容(4/8 育児体験教室)

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2017年4月8日 10mois AOYAMA *   *  * -10moisママサロン- 育児沐浴体験教室 * * * 春もたけなわの日和 表参道の 10mois AOYAMA(ディモワ アオヤマ) の ママサロン で、育児体験教室を行いました。 当日は、出産後(現在子育て中)のご夫妻も来てくださったのですが、「知らなかったことが沢山あって勉強になりました。」という嬉しいお言葉を頂戴しました。 子育ては「知らないこと」に直面する連続です。 育児経験がない大人が大半ですから、様々なことに不安や疑問を抱くのは当然のことです。 出産後、産院で過ごす期間は、 経膣分娩で約5日間 、 帝王切開で7〜10日間 。 この期間は体力的にも精神的にも負担の大きい時期です。 *体力面* 体が妊娠前の状態に戻るのには約6〜8週間かかるため、産後の体のコンディションはしばらく万全ではありません。 (会陰裂傷の痛み、全身の筋肉痛、疲労、寝不足、痔の悪化、貧血、帝王切開の傷の痛み・・等。) *精神面* 産後はホルモンが急激に変動するため、情緒不安定になりやすいです。 (涙もろくなる、イライラする、不安になる、感情をコントロールできない・・等。) その間に、おむつ交換・抱っこ・授乳・沐浴・着替え等の育児手技を覚える必要があります。 しかも、ただ育児をすれば良いというだけではなく、育児中にも様々な悩みやトラブルが生じてきます。 例えば、よくある産後の質問内容として・・・ *母乳* 母乳がでない、母乳が出すぎる、胸が緊満して痛い、乳首に亀裂ができて痛い、上手に飲んでくれない、あげ方が分からない、搾乳が自分ではできない、ミルクの補足量が分からない・・など。 *排泄* 赤ちゃんのおしっこの回数が少ない、赤ちゃんが便秘気味、尿や便に血が混じっている、オムツからもれてしまう、オムツをかえるのに時間がかかる、お尻が赤くかぶれている・・など。 *新生児* 皮膚に湿疹がでてきた、顔に引っかき傷がある、爪がのびている、手足が冷たい、泣き止まない、ずっと寝てる、しゃっくりが止まらない、げっぷが上手にでない・・など。 次から次へと小さな

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