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3月, 2019の投稿を表示しています

雪の教室@長野県志賀高原

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冬の終わりを告げるように、桜の開花前線が到来しています。 平成最後の冬はいかがでしたか。 冬の思い出といえば・・ 私は子どもの頃によく家族でスキー場に行っていました。 姉と弟は行くたびに上達していたのですが、私だけは何度滑っても上手になりませんでした。 スピード感や転ぶことに対する恐怖心が強かったからです。 そんな私に母はマンツーマンで付き添い、丁寧に教えてくれました。 ある日、いつも通りに母の後をゆっくりと追いながら急斜面を滑っていた時、事件が起きました。 後方で滑っていたスノーボードのカップルの男性(大人)が、私の背中に衝突してきたのです。 その衝撃で私のスキー板は外れ、私は雪だるま・・いや、ダンゴ虫のようにコロコロと坂道を転がり落ちました。 当時小学生(低学年)だった私は、死の恐怖を体感しました。 その時は母が救助してくれたのですが、その時の母の言動を今でも鮮明に覚えています。 まず母は、スノーボードの男性を追いかけ、「ちょっとあなた達、子どもにちゃんと謝りなさいよ!」と一喝! 謝りもせずに何食わぬ顔で通り過ぎて行ったカップルのことが許せなかったのでしょう。 カップルの男性はふてぶてしく謝ってくれましたが、そんなことよりも母が私の身体だけではなく心も守ってくれたことが嬉しく、心強かったです。 我が子を守るために必死になっている親の姿というものは、子どもには伝わるのですね。 それから十数年後、また同じような事件が起きました。 20代になった私(学生)は、スキーのカウンセラーとして小学生にスキーを教える立場になっていました。 山梨大学の 山梨幼児野外教育研究会(野外研) という団体の一員だった学生の私は、幼児〜中学生の子たちと共に、夏はキャンプ、冬はスキー合宿に参加していました。 ある年の雪の教室で、子どもたち数人と共に滑っていた時、後方で滑っていたスノーボーダーが子どもに衝突したのです。 巻き込まれた子どもは、当時の私のように坂道を転がっていきました。 ぶつかってきたスノーボーダーは私には謝ったのですが、そのまま滑り去ろうとしていたので、子ども本人にも直接謝罪するように伝えました。 十数年前の事故がフラッシュバックして、あの時の母の姿を思い出したのです。 子どものスノースティックは折れてしまいました

被災地での母乳育児の問題点(粉ミルク・液体ミルク)

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2019年3月11日 東日本大震災の発生から8年の時が経ちました。 小さなお子さまと共に避難所生活を余儀なくされた方も沢山いらっしゃいました。 当時のニュースでは「粉ミルクが足りない」と報道されていましたが、そもそもライフラインの断絶による水の確保が難しい状況下、粉ミルクの調乳そのものが困難でした。 不適切な粉ミルクの調乳は、感染リスクにもなり得ます。 あれから8年目・・・。 多くの方の署名活動やミルクメーカーの改良・開発の積み重ねにより、 本日3月11日、日本で初めて 液体ミルク が販売開始されました。 「 アイクレオ赤ちゃんミルク(江崎グリコ) 」は、加水したりお湯をあたためたりする必要がないので、そのまま赤ちゃんに与えることができます。 賞味期限は6ヶ月で、常温保存・飲用が可能 です。 値段は、従来の粉ミルクの2〜3倍と高めですが、欧米ではその手軽さや便利さから広く流通しています。 日本でも今後は段階的に広がっていくことが予測されます。 粉ミルクとの違いや成分、注意事項等は・・・ 消費者庁▶︎「 乳児用液体ミルクって何? 」を参考にしてください。 また東日本大震災や熊本地震時に生じた 母乳育児や粉ミルクの問題点 を以下に記します。 1. 精神的ストレスで母乳が一時的にでにくくなる ▶︎ホルモン(オキシトシン)の影響なので一過性の場合が多いです。でなくても吸わせ続けていれば、母乳は再開します。 でなくなったからといって授乳をやめてしまったら、乳汁分泌抑制因子が生成されて母乳がつくられなくなります(断乳の状態)。 一時的にでていなくても、焦らずに落ち着いて授乳を続けてください。 1回量が減っていても、授乳回数を増やすことで1日の総量が増えます。 2. プライバシーが確保された授乳環境がない ▶︎避難所に授乳場所がない際には、大きめのタオル・スカーフや衣類等を首や肩に巻いて代用してください。 3. 哺乳瓶を受け付けない子もいる ▶︎寝ぼけている時(睡眠酩酊時)に与えると飲んでくれる場合があります。 また紙コップや茶碗、スプーン等で代用してみてください。飲ませるのにはコツが必要ですが、少量ずつで大丈夫です。 早くて生後3ヶ月以降であれば、スパウトやストロー等で飲んでくれる子もいます。

育児用品の展示会@Ficelle

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本日は 有限会社フィセル様 の展示会(秋冬物新商品)にお伺いしました。 まずは赤ちゃんと一緒に遊べるおもちゃについてご説明いただきました。 おもちゃを赤ちゃんが口に入れても大丈夫なように、食品衛生法をクリアした塗料が使用されていました。 また音に敏感な赤ちゃんのために、ガラガラの音色にもこだわりが感じられました。 「素材」「音」「色合い」「形」「大きさ」「肌触り」 すべて赤ちゃん目線でつくられており、赤ちゃんの五感を刺激するおもちゃになっていたのが印象的でした。 新生児は、把握反射といって手に触れたものを握る反射をもって生まれてきます。 しだいに把握反射は消失していき、自らの意思でモノを掴むようになっていきます。 そして皮膚にある触覚受容器を介して触覚が刺激されていきます。 おもちゃは親子のコミュニケーションの一助を担うだけではなく、五感を刺激するツールにもなるので、感覚遊びとしても楽しめますね。 いろいろな触感に触れる楽しさがつまったおもちゃもありました。 また離乳食から使えるプレートセットも展示してありました。 雲の形が可愛くて遊び心がありますね。 子どもは丸みを帯びた曲線が好きなので、小さなお子さんが好きそうなデザインだと感じました。 そして人気のベビー服。 コットン100%で静電気がおきにくいものや、 オーストラリア産のメリノウールを使用したものなど・・。 保温性と吸湿性のバランスが絶妙です。 その他、妊娠中から活用できるナルノアロングクッションや授乳クッションも、斬新なアイディアで改良されており驚きました。 子育て中のパパ・ママの声を大切にしている作り手のこだわりが随所に感じられた展示会でした。 これらの商品が店頭に並ぶ日がくるのが楽しみです。 水野さん、ご案内いただきありがとうございました。 Ficelle inc.の商品は▶︎ こちら 直営店は▶︎ こちら 〜関連記事〜 ・ 育児用品の作り手たちの想い ・ 沐浴布のご紹介 ・ 有限会社フィセル様(社員研修) ・ 社員研修(10mois関西店) ・ 社員研修(10mois青

初節句!おめでとうございます

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弥生三月ひな祭り 本日3月3日は、親戚のHちゃんの初節句でした。 Hちゃん 当院をご利用していただいた多くのお嬢様たちも、初節句のお祝いおめでとうございます。 女の子の節句は華やかでいいですね。 街中でも愛らしい雛人形を見かけるたびに、色々な方のことを思い出していました。 @名古屋マリオットアソシアホテル @西武池袋 @東京ソラマチ 皆様、お元気でしょうか。 バスに揺られながら色々な方の初節句に思いを巡らしていたら、バス車内でTくん(2歳)とママ・パパ・おばさまに再会しました。 Tくんが初節句を迎えられた2年前のことも思い出していたので、お会いした時はとても嬉しかったです。 Tくん また昨日は、新潟在住の友人の子(Aくん:1歳)にも久しぶりに再会しました。 8ヶ月ぶりに再会したAくんはできることが増えており、子どもの成長の早さに驚きました。 Aくんと私 私はこの1年間、何も成長していませんが・・・ 皆様のお子様は、寝返り→ずり這い→はいはい→つかまり立ち・・と日々成長しているのですね。 しかし成長しているのはお子様だけではありません。 私の友人にAちゃんという助産師がいます。 彼女も今や2児の母ですが、そんなAちゃんが先日SNSに投稿していた内容が印象的でした(以下、引用)。 「今日は保育園のお遊戯会。すごく緊張していたらしく、前日の夜に泣いていた我が子。抱きしめて、間違えても忘れても大丈夫大丈夫!!ママなんかいつも間違えてばかりだよ!ワハハハ!というと、ホッとした顔で笑ってくれて寝ました。 今日は上手にお歌やダンスができていて、感動! よく頑張りました! 2歳半なのに、緊張とかプレッシャーとかあるんだ・・と、子育てをしているとこちらも学ぶことが沢山あります。 これからも一緒にいろいろ成長していこう!!お遊戯会の後は家族で公園に行って思いっきり遊びました!」 子育て中は親も悩んだり泣いたり苦しんだり・・・決して楽しいことばかりではありません。 生まれたての頃は小さくて細くて未熟なので、抱っこすらぎこちない状態で育児がスタートしたと思います。 母乳トラブル・育児不安や疑問・寝不足の日々等、様々な壁をのりこえ、気づいたら子どもは成長してい

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