【沐浴】アウトバス法について
しかしこのインバス法は腰や腕、手指にかかる負担が大きいため、体調によっては実施困難な人もいます。
そこで本日は、アウトバス法というベビーバスの外で洗う方法を説明します。
〜メリット〜
・腰や腕に負担がかからないため楽
・お湯の中に落とす危険がない
・手早く作業ができ、細部まで石鹸の泡を行き届かせることができる
・ベビーバスがなくても可能
〜デメリット〜
・インバス法に比べると温浴時間が短いため、入浴効果(保温・新陳代謝の促進・循環促進)が半減する
・湯につかることが好きな赤ちゃんにとってはリラックス効果がなくなる
アウトバス法の準備は?
【場所】
水場の近くで行います。お湯が届くところで作業スペースがあればどこでも大丈夫です。
例) お風呂場、キッチン、洗面所
【必要物品】
・ベビーソープ(泡立ちの良いポンプ式がおすすめ)
・大タオル(石鹸で洗う際に赤ちゃんの下に敷く用)
・大タオル(最後に水分を拭き取る用)
・ガーゼ(顔や体を洗う際に使用)
・着替え
〜状況に応じて〜
・ベビーバス(体を石鹸で洗った後でお湯につける際にあると便利。なくてもシャワーや洗面所のお湯をかけて流すこともできる。)
・かけ湯用のベースン
アウトバス法の方法は?
①服を着せた状態で、はじめに顔だけ洗う。お湯で湿らせたガーゼで目→顔を拭く。湿疹が目立つ時は、泡立てた泡でやさしく洗って、ガーゼでしっかり泡をおとす。
②ガーゼで頭皮を濡らした後に石鹸で洗い、ガーゼで石鹸の泡をとる。
③服の前をはだけさせて、泡立てた石鹸の泡でやさしく体(首・胸・お腹・脇の下・腕・手・足)を洗っていく。お尻とお股は最後に洗うためまだオムツは外さない。
※適宜ガーゼや服で押さえ拭きしながら石鹸をおとしていく。特に赤ちゃんは自分の手を口元にもっていきやすいため、手指に石鹸がついたらすぐに濡れたガーゼでおとす。
④オムツを外して仰向けからうつ伏せの姿勢にして、背中とお尻を洗う。
⑤仰向けに戻して最後にお股を洗う(女の子は前から後ろへ。男の子は皮膚の重なっている部分を丁寧に。)
⑥シャワーで直接石鹸を洗い流す。もしくは洗面所やキッチンの水道からでてくるお湯でかけ湯をする。
(ベビーバスがある場合は、事前にバスの中にためておいてお湯につける)
⑤すぐにタオルで押さえ拭きして更衣する。おむつは早めにつける。
以上がアウトバス法の流れです。
あくまでも一例なので、あとはご自分のやり易いように調整して下さい。
その日の状況に応じてインバス法とアウトバス法を組み合わせるのも良いですね。
〜POINT〜
・皮膚の露出時間が長い為、体が冷えないように室温を25℃前後に維持しておきましょう。
・シャワーやかけ湯の温度に気をつけましょう。
・授乳後30分以上はあけましょう。
・石鹸の洗い残しのないようにしましょう。
インバス法は、下記の関連記事を参照してください。