年の瀬に思う


2017年
暮れゆく年の瀬

多くの方にお世話になり
たくさんのご厚情を賜り、
深く感謝致します。



今年も残すところあと数時間となりました。
"年の瀬"の「瀬」の語源は「川の流れ(河川の瀬)」であり、川の流れが速くて浅い場所を意味します。
昔の人は、川の流れに時と世の流れを重ね合わせて、年末の忙しい時期を「年の瀬」と表現していました。
まさに時の流れの早さを連想させる言葉です。
そして同時に、世の一切の事物と現象は常に流動変化する不変なものであるという"諸行無常"を感じます。

同様に年末にふさわしい言葉として思い出すのは、鴨長明が記した「方丈記」の冒頭の一節です。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

高校時代の古典の授業を思い出します・・・。
当時はテスト対策にすぎなかった一節でしたが、歳を重ねるにつれて、この文章の無常観が身にしみるようになりました。

こうしてまた今年が終わり、新しい1年が始まります。
ご縁あって一緒に時を過ごしてくれた皆様、本当にありがとうございました。
また来年も宜しくお願いします。

良い年の瀬をお迎えください。

〜追記〜
動画つくりました。


港助産院 城野

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