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11月, 2015の投稿を表示しています

妊婦の冷えについて

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いよいよ本格的に寒くなってきましたね。 ご自身のお腹や腰、手足を触ってみて、冷たくなっていませんか。 本日は、『 身体の冷え 』が妊婦さんにどのような影響を与えるのかお話します。 妊婦さんがよく『身体を冷やさないようにしてください』と言われるのは何故でしょうか。 それは妊婦さんが・・・

新生児期の記憶について(赤ちゃんに記憶力はあるの?)

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自分がまだ0歳だった頃のことを覚えていますか? おそらく大半の人が覚えていないと思います。 しかし、赤ちゃんにも「記憶力」はあるのです。 日本心理学会によると、 生後3ヶ月で1週間、生後4ヶ月で2週間の記憶が保持される そうです。

出産のときにつけるモニターについて

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胎児心拍陣痛図モニター 妊婦健診や出産の時、妊婦さんは必ずお腹にモニターをつけなくてはいけません。 このモニターを 胎児心拍陣痛図( CTG ) というのですが、『これは何ですか?』と聞かれることが多い為、今日はCTGについて簡単にお話しします。 その名の通り、CTGとは『お腹の中にいる 赤ちゃんの心拍数 と、お母さんの 陣痛の状態 を記録する機械』のことです。お産のときには必ずついています。

なぜ母乳育児がうまくいかないのか

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" トラブルなくスムーズに母乳育児ができている人のが少ない" これは私が新人の頃から感じていたことです。 母乳についての知識が乏しかった頃の私は、 全ての赤ん坊が問題なくおっばいを飲んで、 満足して眠るものだと思っていました。 しかし現実はそううまくはいきません。 大半のお母さんが、 お産のあとに母乳が想像以上にでないことに焦ります。 そもそも初めての所作に不安を抱くため、小さな赤ちゃんを安心・ 安楽に抱っこすることができません。 故に産後直後から、 授乳の正しいやり方をマスターしている母親なんていません。 赤ちゃんも同様に、おっぱいを吸うのか初めてのことなので、 上手に吸啜することができません。なかにはかんしゃくを起こして授乳のたびに泣き叫ぶ赤ちゃんもいます。 赤ちゃんは言葉を話せないので、 何故泣いているのか母親には分かりません。 良かれと思って乳を与えても、 ヒステリーのように泣き叫ぶ我が子に困惑してしまうお母さんは多 いです。 では何故スムーズに母乳育児が確立されないのでしょうか。 主な原因として、このようなことが考えられます。 ①授乳中の抱き方 ②くわえさせるタイミング ③乳頭の形とやわらかさ ④哺乳瓶に慣れてしまった ⑤乳腺炎 ⑥お母さんの授乳回数・授乳時間の影響 ⑦赤ちゃんの舌や唇の使い方 ⑧母乳分泌量の低下 ⑨赤ちゃんの健康状態や機嫌 ⑩お母さんの精神状態   など これらの悩みは早ければ早いほど、改善・修復もスムーズにいきます。 抱き方やくわえかたひとつにしても、間違ったやり方を継続させていると、 母乳分泌の低下や乳腺炎 などのトラブルにつながってしまいます。一度乳腺炎になってしまうと、高熱・乳房の激痛・授乳困難・乳汁に膿が混じる といった身体的苦痛をともなってしまいます。 だからこそ『おかしい』『不安』『心配』と思うことがあれば、早めに対策をとる必要があるのです。 特に『乳頭混乱』といって、赤ちゃんがおっぱいを飲むのを嫌がり、全く吸ってくれなくなってしまったら要注意です。 根気強くトレーニングしていく必要があるからです。 いまはまだ慣れない母乳育児に戸

妊婦さんがイメージする育児と現実とのズレ

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初めて妊娠した妊婦さんが抱く 育児のイメージ と、 現実の育児 との間には多少なりとも ズレ が生じることがあります。 「こうありたい」という理想と現実との差異が大きく、不一致状態になってしまった場合、ストレスや不安が引き起こされてしまいます。そしてそれらは マタニティブルー や 産後うつ の引き金となり得る可能性もあります。 また妊娠中から育児に対して否定的なイメージを持ち続けることは、妊婦さんの不安や精神的負担を増強させてしまいます。 そこで妊婦さんの抱く育児のイメージと現実との相違が広がりすぎないよう、誤解やギャップを妊娠中から修正していくことが大切です。 ではどうしたら良いのでしょうか。

【母乳相談】母乳育児の壁

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赤ちゃんを産んだらすぐに母乳が出ると思っていませんか。 育児雑誌やテレビ等では、母子が幸せそうに授乳をしている姿をよく見かけます。 たしかに母乳育児は母子にとってのメリットが大きく、楽しくて幸せな時間なのかもしれません。 しかしそれは、何もトラブルがなくて順調におっぱいがでて、赤ちゃんも上手に飲んでくれていることが前提にあります。 実際は多くの人が、そこにたどり着くまでに母乳育児の壁にぶつかります。 「こんなはずではなかった」 「こんなに大変とは思わなかった」 「想像していたようにおっぱいがでない」 「全く眠れない」 これらの壁にぶつかった時、自分はダメだと責めてしまう人がいます。そしてうまくいかない母乳育児に悩みやストレスを抱えたままでいると、育児を楽しむ余裕がなくなってきてしまいます。 そうなるのを防ぐために、できることはあるのでしょうか。 わたしはまず『 焦らないこと 』が大切だと思います。 早くおっぱいがでるようになってほしい・上手に授乳ができるようになりたい・・と焦る気持ちも分かりますが、焦ることで育児を楽しむ心の余裕がなくなってしまっては元も子もありません。 できなくていいのです。ゆっくりでいいのです。今のお母さんのペースで、できる範囲内で赤ちゃんと関わっていけば良いのです。 我が子のためを思って悩んでいる時点で、もう十分立派な母親なのです。 そして『 こだわりすぎないこと 』も時として大切です。 昨今は自然派志向の母親が増えたこともあり、母乳育児が以前よりも推奨されるようになってきました。 たしかに母乳育児のメリットは母子共にあるため、初めから母乳よりミルクをすすめる医療者は皆無です。 しかし『絶対に母乳でなけらばいけない』と思い込んでしまうことで、苦しむ人がいるのも事実です。 はじめは母乳がでなくてあたりまえ。 上手に授乳ができなくてあたりまえ。 赤ちゃんの体重減少状況と、母乳の分泌状況、お母さんの精神状態やご希望など、様々な視点で 吟味することが大切ですね。そして自分と赤ちゃんにとって、今は何が一番大切なのか考えていけたらいいですね。 育児に疲れたら頑張りすぎずに休息し、時には自分にご褒美をあげること。

出産後のカンガルーケアとは?(カンガルーケアのメリットとデメリット)

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カンガルーケア という言葉をご存知でしょうか。 出産後に生まれたての赤ちゃんを胸の上に乗せ、直接肌と肌を触れ合わせながら向かい合わせに抱く行為のことです。赤ちゃんがこの世に生まれてきてから、初めてお母さんと触れ合うことができる貴重な瞬間ですね。 この母子が密接に寄り添っている姿が、カンガルーの親子の姿と重なることから、カンガルーケアとよばれるようになりました。 カンガルーケアの発端は今から約36年前。コロンビアのボゴダで低出生体重児の保育器不足に対して考察されたのが始まりです。その後、日本に普及し始めたのは1993年以降。母子の早期接触が母子関係・母乳栄養確立によいことから、WHO/UNICEFの「母乳育児を成功させるための10カ条」でも推奨されるようになりました。 そもそも カンガルーケアのメリット とは何でしょうか。

フリースタイル出産とは

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今日は、 産む時の姿勢 についてお話します。 まず「出産シーン」をイメージしてみてください。 おそらく、多くの方が ”産婦さんが仰向けで寝転び、足を開脚したまま産んでいる姿” を想像するのではないでしょうか。 これは「 仰臥位分娩 」というのですが、多くの病院で主流となっている分娩スタイルです。 ではなぜこの体勢なのでしょうか。

【出産】赤ちゃんが生まれてくる時

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今日は、前回お伝えした 分娩の4要素 のうちの「 胎児 」「 産道 」についてお話します。 出産の時、頑張っているのはお母さんだけではありません。 痛くて辛い身体的ストレスを受け、経験したことのない体験をするのは、赤ちゃんも同じです。 出産は赤ちゃんにとっても命がけの体験となります。 まず、お母さんの狭い骨盤の中を通ってこないといけません。 赤ちゃんの通り道、すなわち産道は赤ちゃんの頭蓋骨が通るぎりぎりの広さです。 故に何もせずに普通に通ってくることはできません。 【頭蓋骨をずらす】

お産に大切な4要素について(分娩の4要素)

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今日は、お産に大切な 4つの要素(分娩の4要素) についてお話します。 1つでも欠けていたら、正常な分娩経過から逸脱してしまう可能性がある4要素です。 つまり、以下の4点の相互関係がお産の進行を左右するといっても過言ではありません。  産道  赤ちゃんの通り道 のことです。 産婦さんの体型や骨盤の形、頸管や膣の状態が、お産の進行に大きな影響を及ぼします。 人が生まれる時、この約10cmの通り道を通ってこない限り、生まれることはできません。この通り道はたった指1本分の長さですが、赤ちゃんにとっては命がけのフルマラソンのようなものなので、常に危険と隣り合わせの状態になります。 その道のりを左右するのが、お母さんの産道です。  胎児・その付属物  赤ちゃん本人 と、赤ちゃんを 取り巻く 羊水 や へその緒 、 胎盤 のことです。 陣痛という外部ストレスにたえられる健康状態なのか。 産道をスムーズに通ることができる姿勢なのか。 赤ちゃんを守る羊水の量はあるのか。 赤ちゃんに酸素を届けてくれるへその緒に問題はないか。 つまり赤ちゃん自身が健康で、お産に向けての体勢が整っていない限り、産道を通ることはできないのです。  娩出力  陣痛・いきみ 。つまり、赤ちゃんをおしだす力のことです。 赤ちゃんがスムーズに産道を通過するのをサポートするのが、お母さんの陣痛です。 陣痛はお母さんにとっては痛くて辛いものですが、この陣痛が強まらない限り、赤ちゃんは前に進むことができません。 お産の時、赤ちゃんとお母さんは切り離せない関係で繋がっており、互いに影響を及ぼしあう相互作用が働いているのです。 お産とはすなわち、2人で助け合い、協力しあう初めての共同作業ともいえます。  母体精神  お母さんの 精神状態 がお産には大きく影響します。 過度の緊張や不安は、全身の筋肉を硬直させます。そのことで疲労やストレスが蓄積され、結果として陣痛が弱まってしまいます。 《 ストレス・不安・緊張→疲労・体力の低下→陣痛が弱まる→産道が開かない→お産が進まない 》 この悪循環が生じてしまうのを防ぐためにも、リラックスする必要があります。 そのサポートをするのが、医療

【東京マタニティスクールのご案内】港助産院

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はじめまして。 港助産院 院長の城野と申します。 当院は東京都港区・渋谷区近隣を中心に活動する出張専門助産院です。主に母乳相談や沐浴指導を中心とした育児サポートをしております。 この度、平成28年4月より東京都内で マタニティスクール も開催することになったため、ご報告致します。 当院が運営する東京マタニティスクールは、母子手帳をお持ちの妊婦さんとそのご家族であれば、誰でも自由に参加することができます。 病院や地域の 母親学級・両親学級に参加できなかった方 や、 より学びを深めたい方 の為に開催されるスクールです。 講座内容は、妊娠中・分娩・産後毎にテーマ分けしており、よくある相談内容やためになるアドバイスを中心に展開していく予定です。またご主人や祖父母専門の講座もご用意しております。 出産・育児を体験した多くの人が「想像と違う」「こんなに大変とは思っていなかった」という理想と現実とのギャップに、戸惑いを抱いております。 そのような知識不足や間違った情報から生じる誤差が少しでも軽減できるように、リアルな情報をお伝えできればと思います。 そして赤ちゃんと過ごせる限られた時間を、前向きに楽しく過ごせるよう願っております。 平成28年2月受付開始 平成28年4月講座開始 場所:渋谷駅新南口徒歩1分 詳細はホームページをご覧ください。 FOR BABY 東京マタニティスクール 〜関連記事〜 ・ 4/6育児沐浴教室 ・ 4/30育児沐浴教室 ・ 5/8出産教室 ・ 5/15妊婦教室 港助産院   城野

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