6/12プレパパ教室@東京マタニティスクール
本日(6/12)、プレパパ教室を開催しました。
どのような人がくるのか楽しみにしていましたが、妻思いの紳士的なご主人が沢山きてくださりました。
協力的なご主人が側にいると奥様も安心して妊娠期を過ごせますね。
とても頼もしかったです。
さて本日の講座で冒頭にお話したのは、「産後クライシス」についてです。
産後クライシスとは、産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況のことです。
実は世の中には、出産後にこの産後クライシスという問題をかかえているご夫婦が沢山いるのです。
ベネッセ次世代育成研究室のアンケート結果によると、妊娠中はパートナーのことを7割以上の人が「愛している」と答えていたのにも関わらず、出産後子どもが2歳になった時には・・夫で5割、女性で3割しか「愛している」と答えていません。
更に厚生労働省のデータでも、半数以上の夫婦が子どもが乳幼児までに離婚していることが判明しました。
俗に言う「産後離婚」というものですが、子どもが0〜2歳の間に離婚するご夫婦が圧倒的に多いのです。
なぜ、出産後に夫婦の愛情が冷めてしまうのか。
今日はその原因といわれている下記5点に注目しました。
①女性ホルモン
②社会からの孤立
③不規則な生活リズム
④子ども中心のライフスタイル
⑤夫婦のコミュニケーション不足(男女の脳の違い)
また産後に起こりうるマタニティブルー、パタニティブルー、産後うつ、夫源病、セックスレスについても説明し、ではどうしたら良いのか妊娠期・出産期・子育て期の各ステージ毎に対応・予防策を考えていきました。
妊娠中の妻が夫に求めていることは、主に「協力」「理解」「関わり」です。
そもそも「妊婦」を理解するためには、妊婦の体や心の特徴を知らなくては理解できません。
なぜ妻がイライラしたり涙もろかったり情緒不安定になりやすいのか・・。
その根本的な部分がわかっていないと、夫婦間での摩擦が生じてしまいます。
また妻が夫に何を求めていて、具体的にはどのような協力を必要としているのか察することができないと、「うちの夫は何もしない。何もできない頼りない夫。」と言われるご主人になってしまいます。
加えて夫婦間でのコミュニケーションが不足していくことで、妻の夫に対する愛情は急降下していくことでしょう。
本日ご覧になっていただいた下記の動画はユーモアがあって面白かったですが、全て他人事ではありません。
①男性が1日妊婦体験をしたらどうなる?
②男性が陣痛を体験したらどうなる?
③男性が1日子育てを体験したらどうなる?
何かを得るためには何かを犠牲にしなくてはいけないように、妊娠したことによって奥様は多くの苦労や我慢を強いられ、沢山のことを諦めながらも良き母になろうと頑張っているのです。
子どもにとっての良き母とはどのような母親でしょうか。
わたしは、「よく笑う母」であると個人的には思っています。
奥様の笑顔を増やしたり減らしたりすることができるのは・・、1番近くにいるご主人です。
よく「妊婦さんの表情をみれば夫婦関係がわかる」と言われていますが、夫婦関係が良好な女性は笑顔が多い気がします。
ぜひ、ママがこどもに笑顔で接することができるように、パパにはママのメンタルサポートをしていただきたいと思います。
そもそも東京マタニティスクールに参加するタイプのご主人は、妻に対して協力的で理解力がある男性が多いので、奥様からの不平不満も少ないと思います。
親になる準備に協力的な姿勢や、一緒に妊娠・出産・育児を楽しんでくれる言動があると、奥様はとても安心すると思います。
女性は「孤独・孤立」を嫌がる人が多いので、夫と一緒に親になる準備をしたいと思っている人が多いです。それはつまり、誰よりもご主人のことを頼りにしたいという思いが根底にあるからです。
本日お伝えした立会い出産の時のサポート内容や、育児・家事の分担内容はあくまでも「例」でしかありません。
あとはご夫婦で話し合いながら、自分たちにあった方法を模索し続けていってください。
産後クライシスを防ぐために一番大切なことは、「家族と一緒に過ごす時間を大切にすること」と「妻の仕事、家事、子育てをねぎらうこと」です。
もし家事・子育ての場面で「(夫)ちゃんとやったよ!」「(妻)全然できてないよ!」という場面になった時には、今日の講座の内容を少しでも思い出していただけたら幸いです。
皆様が一生懸命、沐浴やおむつ交換をしている姿をみて、「この人たちの奥様は安心だね。幸せだよね。」とサポーターの小林(独身)が大絶賛しておりました。わたしもそう思います。
本日はご参加いただきありがとうございました。
とても楽しい1日でした。
次回は6月18日に「出産応援セミナー」を開催します。
立ち会い出産をご検討中のご主人や、出産についての具体的なイメージをつけたい妊婦さんはぜひご参加下さい。
〜関連記事〜
・5/8出産教室
・男性の家事・育児参加について考える
・イタリア語から考える親子のコミュニケーション
・助産師が出産する時の心境
・バースプランについて
・人が生まれたら一番最初に提出するもの
・沐浴の動画撮影
東京マタニティスクール
港助産院 城野
どのような人がくるのか楽しみにしていましたが、妻思いの紳士的なご主人が沢山きてくださりました。
協力的なご主人が側にいると奥様も安心して妊娠期を過ごせますね。
とても頼もしかったです。
さて本日の講座で冒頭にお話したのは、「産後クライシス」についてです。
産後クライシスとは、産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況のことです。
実は世の中には、出産後にこの産後クライシスという問題をかかえているご夫婦が沢山いるのです。
ベネッセ次世代育成研究室のアンケート結果によると、妊娠中はパートナーのことを7割以上の人が「愛している」と答えていたのにも関わらず、出産後子どもが2歳になった時には・・夫で5割、女性で3割しか「愛している」と答えていません。
更に厚生労働省のデータでも、半数以上の夫婦が子どもが乳幼児までに離婚していることが判明しました。
俗に言う「産後離婚」というものですが、子どもが0〜2歳の間に離婚するご夫婦が圧倒的に多いのです。
なぜ、出産後に夫婦の愛情が冷めてしまうのか。
今日はその原因といわれている下記5点に注目しました。
①女性ホルモン
②社会からの孤立
③不規則な生活リズム
④子ども中心のライフスタイル
⑤夫婦のコミュニケーション不足(男女の脳の違い)
また産後に起こりうるマタニティブルー、パタニティブルー、産後うつ、夫源病、セックスレスについても説明し、ではどうしたら良いのか妊娠期・出産期・子育て期の各ステージ毎に対応・予防策を考えていきました。
妊娠中の妻が夫に求めていることは、主に「協力」「理解」「関わり」です。
そもそも「妊婦」を理解するためには、妊婦の体や心の特徴を知らなくては理解できません。
なぜ妻がイライラしたり涙もろかったり情緒不安定になりやすいのか・・。
その根本的な部分がわかっていないと、夫婦間での摩擦が生じてしまいます。
また妻が夫に何を求めていて、具体的にはどのような協力を必要としているのか察することができないと、「うちの夫は何もしない。何もできない頼りない夫。」と言われるご主人になってしまいます。
加えて夫婦間でのコミュニケーションが不足していくことで、妻の夫に対する愛情は急降下していくことでしょう。
本日ご覧になっていただいた下記の動画はユーモアがあって面白かったですが、全て他人事ではありません。
①男性が1日妊婦体験をしたらどうなる?
②男性が陣痛を体験したらどうなる?
③男性が1日子育てを体験したらどうなる?
何かを得るためには何かを犠牲にしなくてはいけないように、妊娠したことによって奥様は多くの苦労や我慢を強いられ、沢山のことを諦めながらも良き母になろうと頑張っているのです。
子どもにとっての良き母とはどのような母親でしょうか。
わたしは、「よく笑う母」であると個人的には思っています。
奥様の笑顔を増やしたり減らしたりすることができるのは・・、1番近くにいるご主人です。
よく「妊婦さんの表情をみれば夫婦関係がわかる」と言われていますが、夫婦関係が良好な女性は笑顔が多い気がします。
ぜひ、ママがこどもに笑顔で接することができるように、パパにはママのメンタルサポートをしていただきたいと思います。
そもそも東京マタニティスクールに参加するタイプのご主人は、妻に対して協力的で理解力がある男性が多いので、奥様からの不平不満も少ないと思います。
親になる準備に協力的な姿勢や、一緒に妊娠・出産・育児を楽しんでくれる言動があると、奥様はとても安心すると思います。
女性は「孤独・孤立」を嫌がる人が多いので、夫と一緒に親になる準備をしたいと思っている人が多いです。それはつまり、誰よりもご主人のことを頼りにしたいという思いが根底にあるからです。
本日お伝えした立会い出産の時のサポート内容や、育児・家事の分担内容はあくまでも「例」でしかありません。
あとはご夫婦で話し合いながら、自分たちにあった方法を模索し続けていってください。
産後クライシスを防ぐために一番大切なことは、「家族と一緒に過ごす時間を大切にすること」と「妻の仕事、家事、子育てをねぎらうこと」です。
もし家事・子育ての場面で「(夫)ちゃんとやったよ!」「(妻)全然できてないよ!」という場面になった時には、今日の講座の内容を少しでも思い出していただけたら幸いです。
皆様が一生懸命、沐浴やおむつ交換をしている姿をみて、「この人たちの奥様は安心だね。幸せだよね。」とサポーターの小林(独身)が大絶賛しておりました。わたしもそう思います。
本日はご参加いただきありがとうございました。
とても楽しい1日でした。
次回は6月18日に「出産応援セミナー」を開催します。
立ち会い出産をご検討中のご主人や、出産についての具体的なイメージをつけたい妊婦さんはぜひご参加下さい。
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・男性の家事・育児参加について考える
・イタリア語から考える親子のコミュニケーション
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・人が生まれたら一番最初に提出するもの
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東京マタニティスクール
港助産院 城野