謹賀新年
あけましておめでとうございます。
元旦にふさわしい穏やかな快晴の下、新たな年を迎えることができました。皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて今年は酉年ですね。
たまたま見ていた新年のテレビ番組では、鳥の子育て中の様子が特集されていました。
ひなが自力で川を渡ってこられるように先導する親鳥の姿。
ひなに近づいてくる動物(ヘビやトビなど)に対して、我が身の危険を顧みずに攻撃し、我が子を守る親鳥の姿。
頼もしい親鳥だなぁと感心しながら、テレビに見入っていました。
そして同時に、仕事で出会った多くの子育て中の母親の姿を思い浮かべました。
鳥に限らず、人間の親も皆、子どものために一生懸命試行錯誤しながら日々過ごしています。
趣味や仕事、休息時間などの多くを犠牲にしながら我が子のために尽くす親の姿は、命がけでひなを守る親鳥の姿とも重なります。
また鳥の子育ては、その多様性も注目されています。
たとえば・・
メスには頼らずオスだけで子育てをするトサカレンカク。
世界で最も過酷な子育てをするペンギン。
オス同士のカップルで子育てをするコクチョウ。
自分では子育てをせず、他の鳥の巣に卵を産んで子育てをさせるカッコウやホトトギス。
個人的には、メスの注目を得るためにお洒落な巣のようなものをつくってアピールする庭師鳥(ニワシドリ)が好きです。
貝殻やフルーツ、花などを収集して飾り付けた後、メスがやってくるのを辛抱強く待ち続ける庭師鳥。
まさにおもてなしの心ですね。
庭師鳥
また鳥の世界は、「イクメン鳥」が多いことでも有名です。
映画"皇帝ペンギン"でも・・・オスのペンギンがマイナス40度の南極で、120日間絶食しながら卵を温め続ける姿が話題になりました。
群れでくらす生き物のほとんどが、互いに協力しあわないと野生の危機から子どもたちを守ることはできません。
人の子育ても同じで、「子育てがこんなに大変とは知りませんでした。」とよく聞きます。
微力ではありますが、当院も何かしらのかたちで引き続き子育てサポートに力を注いでいけたら幸いです。
年頭にあたりまして、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。
2017年 元旦
港助産院
城野育
http://www.minato-josan.jp
03-6868-4649
《関連記事》
・2016年元旦
・2015年を振り返り
・仕事での出逢い
・地元・山梨県について